いじめ防止基本方針

八女市立三河小学校「学校いじめ防止基本方針」


1 いじめ防止等対策に関する基本的な方針
〈基本理念〉
いじめは、いじめを受けた児童の教育を受ける権利を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせる恐れがある。従って、本校では、全ての児童がいじめを行わず、また他の児童に対して行われるいじめを認識しながら、これを放置することがないように、いじめが心身に及ぼす影響、その他のいじめ問題に関する児童の理解を深めることを旨として、いじめ防止等のための対策を行う。
〈学校及び職員の責務〉
いじめが行われず、全ての児童が安心して学習、その他の活動に取り組むことができるように、保護者・関係者との連携を図りながら、学校全体でいじめの防止と早期発見に取り組むと共に、いじめが疑われる場合は、適切かつ迅速にこれに対処し、さらに、その再発防止に努める。
2 本校におけるいじめ防止等の目標
〈実態〉
友だちとの力関係で言動が変わることにより、トラブルになることが多い。学校を楽しいと感じている子どもは昨年度よりも多くなった。しかし、自尊感情が低く、自分のよいところを自覚することができない子どもは増えている

(令和6年12月現在)
・学校は楽しいですか  (はい38% だいたい40%  あまり20%  いいえ2%)
・誰とでもなかよくしてますか (はい46% だいたい41%  あまり11%  いいえ2%)                 ・あなたには、よいところがありますか (はい 24% だいたい50% あまり 20% いいえ 6%


「自分を見つめてアンケート」より(令和6年12月)

〈本年度の目標〉
○ 教育活動の中にペア・グループ・全体での交流活動や縦割り班活動を取り入れたり学級全体で一つのことに取り組んだりする機会を多く取り、よりよい人間関係の育成を図り、自尊感情を高め相互理解を深める。
○ 学校と家庭との間の情報交換を密にし、問題を迅速に対応できるように努めるとともに、スクールカウンセラー等との助言を指導にいかす。
〈客観的指標〉
・学校は楽しいと答える児童        目標肯定評価(90%)
・誰とでもなかよくしていると答える児童  目標肯定評価(90%)
・自分によいところがあると答える児童   目標肯定評価(90%)
3 いじめ防止等対策の基本となる事項
基本施策
視点1 いじめ防止のための取組
(1)いじめが起こらない、許さない集団の育成に向けて
ア 最重点目標の1つとして弱い者に対して、いじめや卑怯なふるまいをしない、見過ごさない事を掲げ、その実現に向けて組織的  に取り組む。
イ 児童の豊かな情操と道徳心を培い、心の通う対人交流能力の素地を養うため、全ての教育活動を通じた道徳教育及び体験活動等  の充実を図る。
ウ 保護者並びに地域住民、その他の関係者との連携を図りつつ、いじめ防止に資する自主的な児童会活動に対する支援を行う。
エ いじめ防止の重要性への理解を深めるための啓発、「わかる授業」の向上に向けた公開授業の実施、学習規律や学び方等の共通  理解と共通実践、さらに道徳科の時間や学級活動等時間の充実、人権作文発表や人権週間等における外部講師等の活用を図る。
オ 一人一人に視点をあて自尊感情を高める継続的・効果的指導を充実する